ジャズメンの伝記映画やドキュメンタリー、ジャズを題材にした映画など、ジャズに関する映画を集めました。
ロイ・ハーグローヴの最後の1年を撮ったドキュメンタリー映画
2018年に49歳という若さで亡くなったトランぺッター、ロイ・ハーグローヴ(Roy Hargrove)の最後のヨーロッパツアーを撮ったドキュメンタリー映画を見てきた感想です。
「ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ」のビリーの強さ
この映画でのビリー・ホリディは強い。FBIにも屈せず、自分の信念のもとに「奇妙な果実(Strange Fruit)」を歌うことをやめません。人種差別が激しかった時代に、1人の実在した、成功したアフリカ系アメリカ人女性がたどった生涯を見ることは、今の時代だからこそ必要かもと思います。
モーガンを撃った本人が語る映画「私がリー・モーガンと呼んだ男」②
②ではヘレンとリー・モーガンの出会いから、事件の当事者と目撃者たちの証言、事件後のヘレンについてふれます。
モーガンを撃った本人が語る映画「私がリー・モーガンと呼んだ男」①
天才トランぺッター、リー・モーガンは33歳という若さで内縁の妻ヘレンに銃で撃たれて亡くなりました。この映画はそのヘレンと関係者たちが事件や、若かりしころのリー・モーガンについて語ります。ジャズファンにはうれしい、ご機嫌な演奏シーンもふんだんにあります!
ブルースの女王ベッシースミスの誕生と復活を描いた映画「ベッシー」
ビリー・ホリディも少女時代に憧れ、ルイ・アームストロングよりも大先輩。ブルースシンガーとして、初めて有名になったベッシー・スミス(Bessie Smith)の誕生と、世界大恐慌後の復活を描いた映画。おしゃれで、力強くて、自由で、あたたかい映画で、掘り出し物的ないい映画でした!
チェット・ベイカーは歌手とトランペットだけでなく俳優もやった!
フランク・シナトラほどじゃありませんが、チェット・ベイカーも俳優業をしていたようです。彼が俳優として出演した映画を調べてみました。
1958年のジャズフェスを体験できる映画「真夏の夜のジャズ」
「真夏の夜のジャズ(Jazz On A Summer's Day)」。1958年のニューポート・ジャズフェスエィバルを記録した映画。1960年公開。アニタ・オディ、ルイ・アームストロング、ダイナ・ワシントン、セロニアス・モンクなどそうそうたるメンバーの演奏と、観客や出演者たちのおしゃれなファッションも見どころ。
ビリー・ホリデイやルサッチモの名演技!映画「ニューオリンズ」
1947年公開映画「「ニューオリンズ(New Orleans)」。その名のとおり、ニューオリンズジャズが満載。サッチモことルイ・アームストロングやビリー・ホリデイ、ウディ・ハーマンも出演。その演奏や歌声を聴かせるだけでなく、俳優や女優として演技もしています。
ハービー・ハンコックのドキュメンタリー映画「ポシビリティーズ」
ドキュメンタリー映画「ハービー・ハンコック ポシビリティーズ(Herbie Hancock Possibilities)」はジャズ界の大御所ハービー・ハンコックが、クリスティーナ・アギレラ、スティング、ジョン・メイヤー、ポール・サイモン、カルロス・サンタナと録音したアルバム「ポシビリティーズ(Possibilities)」の制作風景の記録。超おすすめです。
禁酒法時代のジャズを描いた映画「コットンクラブ」(1984年)
1984年公開映画「コットンクラブ」。禁酒法時代にニューヨークのハーレムに実在した、高級ジャズクラブ「コットンクラブ」を舞台に、そこに出演するジャズメンやダンサーたちの恋模様、ギャングの抗争、家族愛などが描かれます。若き日のリチャード・ギアが男前。そして同じく若き日のダイアン・レインが美しい。とてもいい映画です。