チェット・ベイカーは歌手とトランペットだけでなく俳優もやった!

甘くソフトな歌声で思わずホレてしまいそうなヴォーカルを聴かせ、そのいっぽうで実はばりばりのトランペット吹きという、天は二物を与えてしまったという感じのチェット・ベイカー(Chet Baker 1929年~1988年)

アルコールと麻薬にどっぷりとつかった退廃的な生活のため、早くに老人のような風貌になってしまいましたが、若いときのチェット・ベイカーはかなりのイケメンでした。

コンサートのときには、若い女性のながーい列ができていたそうです。

そんなイケメンのジャズメンを、映画界がほおっておくわけがありません。

チェット・ベイカーは、なんと俳優として映画に出演していました!

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今回はチェット・ベイカーが俳優として出演した映画を、ご紹介します。

チェット・ベイカーの生涯については、こちらに書きました。

JAZZ界のジェームズ・ディーン チェット・ベイカーの生涯
ささやくような甘い声で歌い、ソフトなトランペットも奏でる、チェット・ベイカー。若い時にはアイドル並みのスター。ところが彼も当時のジャズメン同様、麻薬中毒で一時は表舞台から消えます。彼の場合、演奏もさることながら、その生涯もドラマティックです。

チェット・ベイカーの名盤についてはこちら。

歌もトランペットもイケてるチェットベイカーの名盤ジャズ(前編)
チェット・ベイカー(Chet Baker 1929年~1988年)の名盤(前編)です。チェット・ベイカーといえば甘くソフトなヴォーカルが印象的ですが、実はトランぺッターとしての魅力を存分に味わえる名盤もあります。
歌もトランペットもイケてるチェット・ベイカーの名盤(後編)
チェット・ベイカー(Chet Baker 1929年~1988年)の名盤の中から、ヴォーカリストのチェット・ベイカーとしてではなく、トランぺッターとしてのチェット・ベイカーを堪能できるジャズアルバムをご紹介します。

チェット・ベイカーが俳優として出演した映画

地獄の地平線(Hell’s Horizon)

 

「地獄の地平線(Hell’s Horizon)」1955年のアメリカ映画。

朝鮮戦争を描いた戦争映画です。

チェット・ベイカーの俳優としてのデビュー作。

チェット・ベイカーが演じるのは、ジョッキー(Jockey)というトランペットの演奏がうまい兵隊さん。

爆撃の際に、亡くなる役のようです。

戦争映画にチェット・ベイカー!

しかもちゃんとトランペットを吹かせるところがにくい!

でもチェット・ベイカーって16歳で学校を辞めて、アメリカ陸軍に入隊しているので、兵隊の役は上手にできたのかも。

(見てませんが)

ハウラー・インザドック(Howlers in the Dock)

ハウラー・インザドック(Howlers in the Dock イタリア語だとUrlatori alla sbarra)は、1960年公開映画で、なんとイタリア映画!

1960年というと、チェット・ベイカーがイタリアで、麻薬関連で服役していた時期。

その前後に撮影された映画でしょうか。

映画自体は、ミュージカル・コメディのようです。

チェット・ベイカーはそのまま「チェット」というアメリカ人の役。

(おいおい、そのままやんか!)

youtubeで確認したら、キスシーンもあって、ソフトな歌声も聴かせています。

おそらく吹替だと思うのですが、イタリア語を話すチェット・ベイカーでした。

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コールド・トランペット(Cold Trumpet イタリア語だと Tromba Fredda)

「コールド・トランペット(Cold Trumpet  イタリア語だとTromba Fredda)」は、チェット・ベイカーが主演した14分のショートフィルム。

こちらもイタリアの映像作家によるもの。

何度も言いますが、イタリアで服役してましたから。

シューレアリズム・フィルムといううりだけあって、なんとも不思議な映像の映画です。

トランペットも映像に合わせて、シュールな感じ。

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チェット・ベイカーのドキュメンタリー映画「レッツ・ゲット・ロスト(Let’ Get Lost)」についてはこちらに書いています。

ジャズ界のジェームス・ディーン!チェット・ベイカーの映画2本
チェット・ベイカーの映画を2本紹介します。イーサンホークがチェット・ベイカーを演じた「ブルーに生まれついて(Born to Blue)」は、苦悩するジャズトランペッターとそれを支える女性との美しいラブストーリー。「レッツ・ゲット・ロスト(Let's Get Lost)」はドキュメンタリー映画です。

チェット・ベイカー、心配していたほど大根役者じゃなくてよかったです。

案外、演技が上手かも?