ホレス・シルヴァー(Horace Silver) の名曲

ジャズピアニスト、ホレス・シルヴァー(Horace Silver)の、数々の名曲のご紹介です。

ホレス・シルヴァーについての詳細はこちらをご覧ください。

元祖ファンキージャズのピアニスト ホレス・シルヴァーの生涯
ホレス・シルヴァー(Horace Silver 1928年~2014年)はピアニストとしても素晴らしいのですが、作曲家としてもラテンを感じさせるファンキーなジャズの曲を数多く残しました。彼の曲はボーカリストたちにも愛され、歌詞がつけられ歌われています。
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ホレス・シルバー(Horace Silver) が作曲した名曲

ニカズ・ドリーム(Nica’s Dream)

さまざまなジャズメンたちを支援したパトロネスとして有名で、かのチャーリー・パーカーの最後も看取り、セロニアス・モンクにいたっては最後は家族ごと面倒を見ていたというニカ(Nica)ことパノニカ・ドゥ・コーニグズウォーター(Pannonica de Koenigswarter)にささげられた、有名曲。

「ニカの夢」という邦題がついてますが、あんまり浸透してなくて「ニカズ・ドリーム」と呼ばれることが多いです。

ニカについては、詳しくはこちらをご覧ください。

ニカの生涯~チャーリー・パーカーを看取り、モンクは家族ごとお世話~
ビバップ・パロネスとも呼ばれたパノニカ・ドゥ・コーニグズウォーター。男爵夫人という立場で、人種差別が激しかったビバップ時代に、数々のジャズメンを庇護するだけでなく、彼らの心の友として支え続けました。彼女の愛称「Nica」がついたジャズ曲が多い理由を書きました。
ロンリー・ウーマン(Lonely Woman)

こんな美しいバラード曲も作ってます。

「ロンリー・ウーマン(Lonely Woman)」にはホレス・シルヴァーが作曲したのと、オーネット・コールマンが作曲したのと2曲あるのでご注意。

こちらはオーネット・コールマン(Ornette Coleman)が作曲したほうの「ロンリー・ウーマン(Lonely Woman)」

同じタイトル「ロンリー・ウーマン(Lonely Woman)」ですが、ホレス・シルヴァーとオーネット・コールマン(Ornette Coleman)が作曲した曲は、別曲です。

さみしそうな女性は、曲になるのか?

(たぶん美しければそうなのだろう)

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ほんで、なんで「ロンリーマン(Lonely man)」はないねん!男女差別かいっ!と思てたら、日本が誇るバンドショーグンが「ロンリーマン(Lonely man)」を演ってはりました。

(さすがショーグン。わかってはるわ!)

私はこのショーグンの音楽のナイスさや、おしゃれさは世界に誇れると思ってます。

44マグナム(私世代しかわからんやろけど、京都出身のヘビメタバンドです)も「ロンリーマン(Lonely man)」という曲を保持。

セニョール・ブルース(Senor Blues)

「セニョール・ブルース(Senor Blues)」スペイン語で男性への呼びかけに使われるセニョールのブルースという曲。

ドゥードリン(Doodlin)

こちらも楽しい曲。

ホレス・シルヴァーの曲はボーカルの歌心を刺激するのでしょうか。

この曲にも歌詞がつけられて、サラ・ヴォーンや他のボーカルも歌っています。

ラテン調のファンキーな、聴いていると、思わずからだがリズムに乗ってしまう、そんな曲の数々を残したホレス・シルヴァー。

ピアニストとしても、コンポーザーとしても大好きです。

ファンキー、最高!

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ホレス・シルヴァーの代表曲の1つ、「ソング・フォー・マイ・ファザー(Song For My Father) 」については、また別に紹介しています。

「Song for my father」聴き比べ
ホレス・シルヴァーの名曲「Song For My Father」をインスト、ボーカルもの、いろんなジャズメンで聴き比べです。アフロキューバンあり、しっとりめあり、FUNKあり。さまざまに変化した「ソング・フォー・マイ・ファザー」をご紹介しています。