「オール・オブ・ミー(All Of Me)」の聴き比べ インスト編です。
「オール・オブ・ミー(All Of Me)」の聴き比べ ボーカル編はこちらをご覧ください。
「オール・オブ・ミー(All Of Me)」は、案外インストものが多くない感じがします。
そういえば今までジャズのお店に生演奏をよく聴きに行ったけれど、インストで演奏される「オール・オブ・ミー(All Of Me)」は、もしかしたら聴いたことないかも。
それでも探せばありました。
オスカー・ピーターソン(Oscar Peterson)のピアノの華やかなピアノがさえわたる「オール・オブ・ミー(All Of Me)」
(↓Spotifyに登録すれば(無料でも可)フル再生できます)
レスター・ヤング(LesterYoung)とテディ・ウイルソン(Teddy Wilson)が、アップテンポでご機嫌に奏でる「オール・オブ・ミー(All Of Me)」
そのテディ・ウィルソン(Teddy Wilson)が前面に出て演奏すると、ちょっとラグタイムの香りがする「オール・オブ・ミー(All Of Me)」になりました。
ジャック・マクダフ(Jack McDuff)のオルガンで、ご機嫌にスイングして吹きまくるソニー・スティット(Sonny Stitt)の「オール・オブ・ミー(All Of Me)」
どうしてもオルガン奏者だと、真っ先にジミー・スミス(Jimmy Smith)が浮かんでしまいますが、ジャック・マクダフ(Jack McDuff)もケニー・バレルなど、レジェンドたちの共演でその匠の技を聴かせます。
「オール・オブ・ミー(All Of Me)」の聴き比べは、まだまだ続きます。
曲自体がご機嫌な曲なせいか、ご機嫌にスイングしている演奏が続きます。
この「オール・オブ・ミー(All Of Me)」という曲。
ジャズを勉強する人たちが持つリアルブック(主なジャズの曲のコード進行とメロデイが書かれた譜面集)には、必ず掲載されている曲。
そのくらいスタンダード中のスタンダード曲。
だからというわけでもないでしょうが、この曲を演奏しているジャズメンは多いです。
ケニー・ドリュー(Kenn Drew)のピアノで、アップテンポでブリブリとサックスを吹く感じのエディ・ロックジョウ・デイヴィス(Eddie Lockjaw Davis)
ウィントン・マルサリス(Wynton Marsalis)のペットで聴く「オール・オブ・ミー(All Of Me)」
ジャンゴ・ラインハルト(Django Reinhardt )による、ジプシージャズになった「オール・オブ・ミー(All Of Me)」
この曲、何色にでも染まる曲?
ジプシージャズで演奏されても、違和感まったくなし。
メロディが単純だから、アレンジしやすいのでしょうか。
メロディがそんなに難しくないせいか、初心者のセッションなんかでも、最後に何かみんなで演奏しようか、歌おうか、というときにも「オール・オブ・ミー(All Of Me)」はよく取り上げられているように思います。