デューク・エリントン作曲のジャズの超スタンダード曲「サテンドール(Satin Doll)」
スタンダード曲は数多くありますが、その中でも、数多くのジャズメンに取り上げられている曲です。
ピアニストのみならず、サックス、ギターなど、さまざまな楽器で演奏されています。
まさかのベースでリードを取ってしまうパターンも、いくつか見つけました。
「サテンドール(Satin Doll)」をベースでも、聴き比べしてみました。
「サテンドール(Satin Doll)」のボーカルでの聴き比べはこちら。
「サテンドール(Satin Doll)」のピアノでの聴き比べはこちら。
「サテンドール(Satin Doll)」のサックスでの聴き比べはこちら。
「サテンドール(Satin doll)」のインスト(ピアノ、ベース、サックス以外)での聴き比べはこちら。
いきなり、しょっぱなから変わり種です。ダブルベースの集団が奏でる「サテンドール(Satin Doll)」
何本ものダブルベースが同時に奏でる音は、いつもジャズで聴く、ダブルベースの音とはまた違います。そこが新鮮。
こちらは、定番のジャズベース。
ミルト・ヒントン(Milton Hinton)の「サテンドール(Satin Doll)」
いつも思うのですが、メロディを弾くベースは、人の声のように聞こえます。
ジャコパスことジャコ・パストリアス (Jaco Pastorius)も演奏してます。
メロディラインは大半をギターが演奏していて、ジャコバスのベースがメロディラインを取るのは後半のみですが、思いっきりエレトリックな世界。
ちょっとフュージョン?ロック?のにおいもする「サテンドール(Satin Doll)」
まあ、ジャコパスはそんじょそこらのベーシストとはレベルが違うって感じなので。
ジャコパスが演奏すれば、他とは違う「サテンドール(Satin Doll)」になるでしょう。
でもジャコパスが「サテンドール(Satin Doll)」を演奏していたのは、意外です。
なぜこの曲をチョイスしたのか、気になります。
ジェイ・レオンハート(Jay Leonhart)の「サテンドール(Satin Doll)」
ゲイリー・バートン(Gary Burton)、ジョー・ベック(Joe Beck)を従えて、ジョージ・ベンソン(George Benson)並みに、ソロを取りながらハミングでユニゾンします。
ベースソロをスキャットできるって、ある意味ヴォーカリストと勝負できそう。
こちらはベース2本で演奏される「サテンドール(Satin Doll)」
ベース2本の丁々発止なやり取りが、スリリングです。
これはカーメン・マクレエ(Carmen McRae)が、正規のコントラバスの教育を受け交響楽楽団で演奏をしていた経歴を持つチャック・ドマニコ(Chuck Domanico )というベースの人とデュオで歌いはじめます。
小曽根真さんがクリスチャン・マクブライド(Christian Mcbride)らと演奏する「サテンドール(Satin Doll)」
リードは小曽根さんがとっていますが、それを支えるクリスチャン・マクブライドのベースがさえわたります。
キャロル・スローン(Carol Sloane)の歌う「サテンドール(Satin Doll)」をご機嫌にスイングさせるのが、ジョージ・ムラーツ(George Mraz)のベース。
他の楽器に比べると、数は少ないですが、ベースでリードを取ったパターンが、これだけあるというのも珍しい気がします。
ベースで弾きやすい曲なのでしょうか。
でもやはり同じベースという楽器でも、プレイヤーが変われば当然、雰囲気が当違っておもしろいです。
ベースで弾くと、ぼそぼそと人が語っているように聞こえて、そこが好きです。