アート・ブレイキー(Art Blakey、1919~1990年)とジャズ・メッセンジャーズ( Jazz Messengers)の名盤のご紹介、前編です。
アート・ブレイキーの生涯については、こちらに書きました。
前編(幼少時からイスラム教に改宗、セロニアス・モンクと共演するまで)
後編(ジャズメッセンジャーズを結成してから晩年まで)
アート・ブレイキーのエピソードについては、こちら。
アート・ブレイキー(ジャズ・メッセンジャーズ)の名曲のご紹介はこちら。
アート・ブレイキーがサイドマンで参加したアルバムのご紹介はこちら。
アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズの名盤(前編)
アート・ブレイキー=ジャズ・メッセンジャズ(Jazz Messengers)くらいの感じなので、以下はアート・ブレイキーの名盤というよりもジャズ・メッセンジャーズの名盤といった感じです。
モーニン(Moanin’) 1958年
アート・ブレイキーといえば、まずジャズ・メッセンジャーズ( Jazz Messengers)で、ジャズメッセンジャーズといえば、このアルバム。
タイトル曲の「モーニン(Moanin’)」はあまりに有名。
(↓Spotifyに登録すれば(無料でも可)フル再生できます)
メンバーはテナーサックス の ベニー・ゴルソン(Benny Golson)、トランペットのリー・モーガン (Lee Morgan)、ピアノのボビー・ティモンズ (Bobby Timmons)、ベースのジミー・メリット (Jymie Merritt)、そしてアート・ブレイキー。
チュニジアの夜(Night in Tunisia) 1960年
アルバムのタイトル曲「チェニジアの夜(Night in Tunisia)」は、トランぺッターのディジー・ガレスピー(Dizzy Gillespie)が作った曲。
まだマイルス・デイヴィス(Miles Davis)のバンドに参加する前の、若き日のウェイン・ショーター(Wayne Shorter)がテナーサックスで参加するとともに「チェニジアの夜(Night in Tunisia)」のアレンジも担当。
このアート・ブレイキーお得意の「ナイアガラ・ロール」をはじめ、ドラムをフィーチャーしたアレンジのバージョンは有名です。
メンバーは、トランペットのリー・モーガン(Lee Morgan)、テナーサックスのウェイン・ショーター(Wayne Shorter)、ピアノのボビー・ティモンズ(Bobby Timmons)、ベースの ジミー・メリット(Jymie Merritt)、そしてアート・ブレイキー。
このアルバムでは、誰からも天才と認められていながら若くして亡くなったトランぺッター、リー・モーガン( Lee Morgan)が演奏しています。
フロントはトランペットとテナーサックスの2管の編成。
バードランドの夜(A Night At Birdland)1954年
この「バードランドの夜(A NIght At Birdland)」に収録されている「チェニジアの夜(Night in Tunisia)」は、クリフォード・ブラウンの演奏。
1960年リリースのアルバム「チェニジアの夜(Night in Tunisia)」では、同曲をリー・モーガンが演奏しているので、2つを聴き比べても楽しいです。
フロントはトランペットとアルトサックスの2管編成。
トランペットはクリフォード・ブラウン(Clifford Brown)、アルトサックスはルー・ドナルドソン(Lou Donaldson)、ピアノはホレス・シルヴァー(Horace Silve)、ベースはカーリー・ラッセル(Curly Russell)
(後編)に続きます。
ピアニストとして、プロ生活をスタートした後、ドラムに転向したアート・ブレイキー。
ドラマーとしては、遅いスタートだったにも関わらず、たくさんの名盤を残しました。
長年ジャズ・メッセンジャーズを率いて、若手を育てたことでも、ジャズへの貢献度は計り知れません。
アート・ブレイキーの生涯については、こちらに書きました。
前編(幼少時からイスラム教に改宗、セロニアス・モンクと共演するまで)
後編(ジャズメッセンジャーズを結成してから晩年まで)
アート・ブレイキーのエピソードについてはこちら。
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アート・ブレイキーがサイドマンで参加したアルバムのご紹介はこちら。
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