とにかく美しいジャズピアノ ビル・エヴァンスの名盤(前編)

ビル・エヴァンス(Bill Evans 1929年~1980年)の名盤のご紹介、前編です。

ビル・エヴァンス(Bill Evans)の作による曲、名演奏を堪能できる曲など、名曲についてはこちらでご紹介しています。

とにかく美しいジャズピアノ ビル・エヴァンスの名曲&有名曲
ビル・エヴァンス(Bill Evans 1929年~1980年)の作による曲、名演奏が聴ける曲など、有名曲やおすすめの曲をご紹介しています。
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ビル・エヴァンスの名盤(前編)

ワルツ・フォー・デビイ(Waltz for Debby)1961年

ビル・エヴァンスの名盤といえば、この「ワルツ・フォー・デビイ(Waltz for Debby)」が1番に浮かびます。

とにかく有名、捨て曲なし。

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)のバンドをやめた後に、レコーディングしました。


メンバーは、ベースのスコット・ラファロ( Scott LaFaro)、ドラムのポール・モチアン(Paul Motian)、そしてビル・エヴァンス。

この3人の組み合わせは、即興性、メンバー間のインタープレイ、独創的な解釈など、すべてが抜きんでていて、歴史に残るピアノトリオだと多くの人が認めるところ。

べースのスコット・ラファロ( Scott LaFaro)が若くして亡くなったので、このトリオで録音したアルバムはこの「ワルツ・フォー・デビイ(Waltz for Debby)」と、「ポートレイト・イン・ジャズ(Portrait in Jazz)」「エクスプロレイションズ(Explorations)」「サンディ・アット・ザ・ビレッジ・バンガード(Sunday at the Village Vanguard)」の4枚のみ。

でもこの4枚が、どれも名盤で必聴のアルバム。

ポートレイト・イン・ジャズ(Portrait in Jazz)1959年

スコット・ラファロ( Scott LaFaro)、ポール・モチアン(Paul Motian)、ビル・エヴァンスのトリオで録音されたアルバムは、4枚ともどれも名盤ぞろいですが、あえてもう1枚ピックアップするならこれ。

名演と誉れ高い「枯葉(Autumn Leaves)」をはじめ、名曲、名演ぞろいです。

アンダー・カレント(Undercurrent)1962年

個人的に何回聴いたかわからないくらい、とにかくよく聴いたアルバム。

ギターのジム・ホール(Jim Hall)とのデュオ。2人の熱いやり取りが、エキサイティングで、名盤と評判の高いアルバム。


この「アンダー・カレント(Undercurrent)」のほかにも、1966年に「インターモデュレーション(Intermodulation)」とアルバムを2人でレコーディングしています。

ビル・エヴァンス・アット・モントルー・ジャズ・フェスティバル(Bill Evans at the Montreux Jazz Festival)1968年

1968年のモントルー・ジャズ・フェスティバルのライブ盤。


メンバーは、ベースのエディ・ゴメス(EddieGómez )、ドラムのジャック・ディジョネット(Jack DeJohnette )、そしてビル・エヴァンス

エディ・ゴメス(EddieGómez )も人気があって、若くして亡くなったスコット・ラファロ( Scott LaFaro)の後継者として、しばらくトリオのレギュラーベーシストとして活躍します。

1969年にこのアルバムでグラミー賞を受賞しました。

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アローン(Alone) 1968年

全曲、ビル・エヴァンスのソロピアノ。

ピアノ1つで、広がる美しいビル・エヴァンスの世界を堪能できます。

1968年にレコーディングされて、1970年初頭にリリースされました。

フロム・レフト・トゥ・ライト(From Left To Right)1970年

いつもアコースティックピアノを弾いているビル・エヴァンスがめずらしく、今は生産終了となったフェンダーローズを弾いています。

しかもオーケストラをバックにして。

少しいつもと雰囲気が違っていて、それがとてもよいです。

フェンダーとピアノで演奏される「ワット・アー・ユー・ドゥーイング・レスト・オブ・ユア・ライフ(What Are You Doing The Rest Of Your Life)」が特にお気に入りです。


メンバーは、ベースは5曲目と6曲目が ジョン・ビール(John Beal)、残りはエディ・ゴメス( Eddie Gomez)、ドラムのマーティー・モレル(Marty Morell)、ギターのサム・ブラウン(Sam Brown)、マイケル・レナード(Michael Leonard)が指揮するオーケストラ。

(後編)に続きます。

とにかく美しいジャズピアノ ビル・エヴァンスの名盤(後編)
ビル・エヴァンス(Bill Evans 1929年~1980年)の名盤、おすすめのアルバムのご紹介、後編です。ビル・エヴァンスの有名なアルバムや、サイドマンとして参加した他人名義のアルバムもご紹介しています。

前編では超有名盤を中心にご紹介しましたが、後編ではもう少し踏み込んでいきます。

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ビル・エヴァンス(Bill Evans)の有名曲&おすすめ曲はこちら。

とにかく美しいジャズピアノ ビル・エヴァンスの名曲&有名曲
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ビル・エヴァンス(Bill Evans)の生涯や来日時のエピソードについては、こちらに書きました。

クラシック音楽のような美しいジャズピアノ ビル・エヴァンスの生涯
ビル・エヴァンス(Bill Evans 1929年~1980年)の奏でるジャズはクラシック音楽のような美しさ。そんな彼のエピソードや、奥さんと来日したときのエピソードなど。