「サテンドール(Satin Doll)」の聴き比べをしていたら、あまりに演奏しているミュージシャンがかったので、サックス編も作成してみました。
本当に、この曲を演奏しているジャズメン、他の曲に比べても多いように感じます。
「サテンドール(Satin Doll)」のボーカルでの聴き比べは、こちら。
「サテンドール(Satin doll)」のインスト(ピアノ,ベース、サックス以外)での聴き比べは、こちら。
「サテンドール(Satin Doll)」のピアノでの聴き比べはこちら。
「サテンドール(Satin Doll)」のベースでの聴き比べはこちら。
ベン・ウエブスター(Ben Webster)は、ぐっとテンポを落としたスイングで、しっとりと。
そして彼特有の「ブォー」といったブロウさせる感じのサックスの音色は健在。
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デクスター・ゴードン(Dexter Gordon )も力強いサックスのように思います。
彼の「サテンドール(Satin Doll)」はオーソドックスな感じ。
そして彼のオーソドックスさは、ありきたりとか退屈、古草さとは無縁。
何度聴いても飽きの来ない、安定した定番といったところ。
ベースはコペンハーゲンの超テクニシャン・ベーシストでケニー・ドリュー(Kenny Drew)のトリオでもおなじみの、ニールス=ヘニング・エルステッド・ペデルセン(Niels-Henning Ørsted Pedersen)
ローランド・カーク(Roland Kirk)の「サテンドール(Satin Doll)」は、かなりのアップテンポ。
しかも例のごとく、少なくとも2本同時にサックスを加えて(ソプラノサックスとテナーサックスかな?)演奏しているようです。
デューイ・レッドマン(Dewey Redman)が息子のジョシュア・レッドマン(Joshua Redman)と共演した「サテンドール(Satin Doll)」
親子や兄弟でジャズメンというのは珍しくありませんが、たいてい違う楽器を演奏しています。
デューイ・レッドマン(Dewey Redman)とジョシュア・レッドマン(Joshua Redman)は、親子でテナーサックス奏者という珍しいパターン。
お父さんのデューイ・レッドマン(Dewey Redman)とジョシュア・レッドマン(Joshua Redman)は親子でサックスのことを話したり、息子はお父さんにサックスの吹き方なんか習ったりしたのかなあと想像してしまいます。
同じテナーサックスをチョイスして、一緒にレコーディングするくらいですから、仲良し親子なんでしょうか。
ちなみに息子のジョシュア・レッドマン(Joshua Redman)はハーヴァード大学出身の秀才。
ソニー・スティット(Sonny Stitt)は、軽めながらも、しっかりとグルーブはある感じで。
ソニー・スティットはチャーリー・パーカー(Charlie Parker)の一番優れた後継者とも言われた人で、ジョン・コルトレーン(John Coltrane)に大きな影響を与えた人。
さすがのお仕事ぶりです。
ルイ・アームストロング(Louis Armstrong)などと共演していたバド・フリーマン(Bud Freeman)
古き良き時代のジャズといった感じの「サテンドール(Satin Doll)」
ピアニストであるデューク・エリントン(Duke Ellington)が作曲した曲ですが、サックスで聴くと、また趣が変わります。
ピアノもそうなんですが、サックスもプレイヤーによって、同じ曲でもこうも演奏が違うのか!と驚くことが多い気がします。
ソフトに吹いたり、力強く吹いたり。
ヴォイスに近い感じ?
個人的には、サックスはブリブリ吹いてもらうほうが好みです。
いかにもサックスって感じで。