これだけは聴いておこう!ジャズの有名なスタンダード曲(入門編④)

これだけは知っておいたほうがいい、超有名なジャズのスタンダード曲をご紹介していたら、入門編が④までできてしまいました。

この時点で、まだ④では終わらなさそうです。

「そんなにあるんかいっ!」

と驚かれずに、気長に、気軽にお付き合いくださいませ。

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これだけは聴いておこう!ジャズの有名なスタンダード曲(入門編①)はこちら。

これだけは聴いておこう!ジャズの有名なスタンダード曲(入門編①)
数あるジャズのスタンダード曲の中でも、最初に聴くべき、特に有名な曲のご紹介です。

(入門編②)はこちら。

これだけは聴いておこう!ジャズの有名なスタンダード曲(入門編②)
いろんなシンガーやジャズメンが演奏している曲、超有名曲のご紹介。ジャズを聴いてみたいけど、何から聴いていいかわからないというときにどうぞ。

(入門編③)はこちら。

これだけは聴いておこう!ジャズの有名なスタンダード曲(入門編③)
よく知られているジャズのスタンダードナンバーのご紹介です。セッションやライブに行くときの予習復習や、ジャズをこれから聴きたいというようなときにどうぞ。

ジャズの有名なスタンダード曲(入門編④)

バット・ノット・フォー・ミー(But Not For Me)

バット・ノット・フォー・ミー(But Not for Me)」 はジョージ・ガーシュウィン(George Gershwin)が作曲、お姉さんのアイラ・ガーシュウィン(Ira Gershwin)が作詞しました。

この2人はジャズ界のゴールデンコンビとでも言いたくなるくらい、たくさんのスタンダードナンバーを残しました。

この曲には美しいヴァースがついているのですが、チェット・ベイカー(Chet Baker)はそのヴァースをトランペットで吹いてイントロにして、いつもの甘くせつないヴォーカルを聴かせています。

バット・ノット・フォー・ミー(But Not for Me)」をいろんなジャズメンで聴き比べしています。

「But Not For Me」聞き比べ【インスト編】
何もかも、恋さえも私には無縁、と嘆く「バット・ノット・フォー・ミー(But Not For Me)」。悲しい曲ではありますが、悲しみかたはひとそれぞれ。曲もそれぞれ。ミュージシャンによって、しっとりと悲しむ感じだったり、明るく嘆いている感じだったり、悲しみを力強く力説している感じだったり。
「But Not Fot Me」聴き比べ【ヴォーカル編】
「バット・ノット・フォー・ミー(But Not For Me)」の聴き比べ、ボーカル編です。バースが美しいこの曲。そのせいか通常バラードで歌われるバースを、スイングでも歌ったり。ソウル界の大スターも歌っています。

虹の彼方へ(Over The Rainbow)

「虹の彼方に(Over The Rainbow)」は、1939年のミュージカル映画「オズの魔法使い(The Wizard of Oz)」でジュディ・ガーランド(Judy Garland)が歌ってヒットさせました。

私は、このロレツ・アレキサンドリア(Lorez Alexandria)が、深みのあるソフトな声で歌う「虹の彼方に(Over The Rainbow)」がお気に入りです。

「虹の彼方に(Over The Rainbow)」にも美ししヴァースがついていますが、ロレツ・アレキサンドリア(Lorez Alexandria)は通常歌われるヴァースでなくて、彼女独自のヴァースをつけて歌っています。

エヴァ・キャシディ(Eva Cassidy)が、カントリーのにおいを漂わせながらせつなく歌うバージョンもおすすめです。

ティー・フォー・トゥー(Tea For Two)

「ティー・フォー・トゥ(Tea For Two)」は「二人でお茶を」という邦題がついていますが、現場でコールされるのは聞いたことがありません。

ほのぼのとした曲調のせいでしょうか。

テレビを見ていると、ときどきコマーシャルや番組のオープニングなどでこの曲が流れてきます。

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「ティー・フォー・トゥ(Tea For Two)」は歌詞もハッピーな感じで、なんとなくほっこりする曲です。

このサミー・デイヴィスJr. (Sammy Davis Jr)とカーメン・マクレエ(Carmen McRae)のデュエットでは、ヴァースから息ぴったりの歌を聴かせます。

イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー(It Could Happen To You)

「イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー(It Could Happen To You)」は、ヴォーカルものも少なくありませんが、個人的にピアニストが多く取り上げている曲のように思います。

私の大好きなアーマッド・ジャマル(Ahmad Jamal )のバージョンは、いつもながら「皆まで弾くな」的に音やメロディーを抜きながらも楽しいグルーブにあふれた演奏です。

「イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー(It Could Happen To You)」も、スイング、バラード、ボサノヴァと、さまざまな形で演奏されています。

ザ・シャドウ・オブ・ユア・スマイル(The Shadow Of Your Smile)

「ザ・シャドウ・オブ・ユア・スマイル(The Shadow Of Your Smile)」にも「いそしぎ」という邦題がついています。

通常ジャズの現場で邦題がコールされることはあまりありませんが、「いそしぎ」とコールしているのはたまーに聞くかも。

この曲、残念ながら古い曲というイメージからか最近ではあまり演奏されていないようにも感じます。

でも知っておくべき、超有名曲。

アイヴ・ガット・ユー・アンダー・マイ・スキン(I’ve Got You Under My Skin)

「アイヴ・ガット・ユー・アンダー・マイ・スキン(I’ve Got You Under My Skin)」は、個人てきには、どちらかというとヴォーカルが好む曲とい感じがします。

さまざまなシンガーが歌っている華やかさのある曲ですが、朗々と歌われるために声量のあるシンガーに似合う曲のように思います。

でも最近、このシール(Seal)のような、軽快にスイングさせるバージョンもお気に入りです。

朗々と歌うイメージだった曲だけに、新鮮。

とはいえ、スローなボサノヴァで、ささやくように歌うダイアナ・クラール(DianaKrall)のバージョンや、アップテンポ気味でリラックスして歌うペギー・リー(Peggy Lee)のバージョンもおすすめです。

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入門編⑤へと続きます。

これだけは聴いておこう!ジャズの有名なスタンダード曲(入門編⑤)
数あるジャズのスタンダードナンバーの中でも、特によく知られている曲、超有名曲を選びました。

これだけは聴いておこう!ジャズの有名なスタンダード曲(入門編①)はこちら。

これだけは聴いておこう!ジャズの有名なスタンダード曲(入門編①)
数あるジャズのスタンダード曲の中でも、最初に聴くべき、特に有名な曲のご紹介です。

(入門編②)はこちら。

これだけは聴いておこう!ジャズの有名なスタンダード曲(入門編②)
いろんなシンガーやジャズメンが演奏している曲、超有名曲のご紹介。ジャズを聴いてみたいけど、何から聴いていいかわからないというときにどうぞ。

(入門編③)はこちら。

これだけは聴いておこう!ジャズの有名なスタンダード曲(入門編③)
よく知られているジャズのスタンダードナンバーのご紹介です。セッションやライブに行くときの予習復習や、ジャズをこれから聴きたいというようなときにどうぞ。