これだけは聴いておこう!ジャズの有名なスタンダード曲の入門編、とうとう⑤まできてしまいました。
入門編①~⑤は、どの曲も甲乙つけがたいくらい超有名で、よく知られている曲です。
入門編は⑤にして完結です。
これだけは聴いておこう!ジャズの有名なスタンダード曲(入門編①)はこちら。
ジャズの有名なスタンダード曲(入門編⑤)
バイ・バイ・ブラックバード(Bye Bye Blackbird)
バイ・バイ・ブラックバード(Bye Bye Blackbird)も、よく知られた曲なので、アマチュアのセッションなんかで、最後にみんなで一緒に演奏しましょう!というようなときに選ばれることが多い曲です。
ヴォーカル、インストのどちらでも、さまざまなジャズメンが演奏しています。
星に願いを(When You Wish Upon A Star)
1940年のディズニー映画「ピノキオ」の主題歌。
ディズニー映画からは他にも、「白雪姫」の挿入歌「いつか王子様が(Someday My Prince Will Come)」が、ジャズのスタンダード曲となっています。
何を歌っても、そんじょそこらのシンガーとは一味も二味も違う歌を聴かせる、職人的シンガーのトニー・ベネット(Tony Bennett)のバージョンです。
イッツ・オンリー・ア・ペーパー・ムーン(It’s Only A Paper Moon)
「イッツ・オンリー・ア・ペーパー・ムーン(It’s Only A Paper Moon)」はたぶん、ナット・キング・コール(Nat King Cole)のバージョンが有名かと思います。
映画やテレビのバックで、ナット・キング・コールが歌う「イッツ・オンリー・ア・ペーパー・ムーン(It’s Only A Paper Moon)」を何度か聞いたことがあります。
こちらのアート・テイタム(Art Tatum)のソロピアノのバージョンは、ラグタイムの香りをちらっと漂わせながら、クラシックのピアニストもわざわざ聴きに来たという超技巧テクニックのピアノを聴かせます。
「イッツ・オンリー・ア・ペーパー・ムーン(It’s Only A Paper Moon)」をいろんなジャズメンで聴き比べています。
デイ・バイ・デイ(Day By Day)
スイングで、アップテンポで、ミドルテンポでボサノヴァで、バラードで、となんでもござれな曲。
さまざまに演奏されています。
個人的には、シンガーに好まれる曲のように思います。
特に、日本のシンガーがよく歌っているイメージです。
私は「デイ・バイ・デイ(Day By Day)」については、このジミー・スコット(Jimmy Scott) がバラードで歌うバージョンがお気に入りです。
かなり遅いテンポのバラードで、このテンポでエモーショナルに歌い上げるのは、並大抵のシンガーにできることではないと思います。
ララバイ・オブ・バードランド(Lullaby Of Birdland)
「ララバイ・オブ・バードランド(Lullaby Of Birdland)」には「バードランドの子守歌」という邦題がついていますが、現場で邦題がコールされることはまずないように思います。
ニューヨークに実在した「バードランド(Birdland)」というジャズクラブのために、ジョージ・シアリング(George Shearing)が作曲した曲。
「ララバイ・オブ・バードランド(Lullaby Of Birdland)」はなんといっても、サラ・ヴォーン(Sarah Vaughan)とクリフォード・ブラウン(Clifford Brown)が共演した、このバージョンが超有名。
アマチュアセッションなんかでは、サラ・ヴォーンのスキャットのイントロではじまる、このバージョンで歌う人が多いです。
マイ・フェイヴァリット・シングス(My Favorite Things)
「マイ・フェイヴァリット・シングス(My Favorite Things)」は、映画「サウンド・オブ・ミュージック(The Sound of Music)」の挿入歌。
映画では嵐を怖がる子供たちをなだめるために、家庭教師のマリアが歌っていました。
ジョン・コルトレーン(John Coltrane)のバージョンが有名です。
以上、入門編でした。
これだけは聴いておこう!ジャズの有名なスタンダード曲(入門編①)はこちら。
これだけは聴いておこう!ジャズの有名なスタンダード曲(入門編②)はこちら。
これだけは聴いておこう!ジャズの有名なスタンダード曲(入門編③) はこちら。
これだけは聴いておこう!ジャズの有名なスタンダード曲(入門編④) はこちら。