ジャズのスタンダードナンバーの中でも、特に有名な曲のご紹介です。
これだけは聴いておこう!ジャズの有名なスタンダード曲(入門編①)はこちら。
これだけは聴いておこう!ジャズの有名なスタンダード曲(入門編②)はこちら。
ジャズの有名なスタンダード曲(入門編③)
よく知られている曲、よく演奏されている曲です。
オール・オブ・ミー(All Of Me)
セッションなんかで、最後にみんなで歌いましょう、演奏しましょうというときによくコールされる曲です。
みんなが知っている曲だから。
「オール・オブ・ミー(All Of Me)」はジプシージャズでも、よく演奏されています。
「オール・オブ・ミー(All Of Me)」をいろんなジャズメンで、聴き比べています。
酒とバラの日々(Days Of Wine And Roses)
関西では「酒バラ」と略されることもあります。
歌もの、インストもの、どちらでもよく演奏される曲。
バラードでもよし、ミドルスイングでもよし、アップテンポでもよし、スイングだけでなくボサノヴァでもよしと、テンポのリズムもなんでもござれな曲なので、バリエーションも多いです。
トゥーツ・シールマンス(Toots Thielemans)のハーモニカと、ビル・エヴァンス(Bill Evans) のバージョンは、美しいバラードから入って、心地よいテンポのスイングへと移り変わり、さらにラリー・シュナイダー(Larry Schneider)のサックスも加わって、1曲で何度もおいしいお得な演奏です。
おいしい水(Ague De Beber)
「おいしい水(Ague De Beber)」は、入門編②で取り上げた「イパネマの娘(Girl From Ipanema)」と同じくアントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim)の作。
インストよりもシンガーに好まれる曲のように思います。
この曲をアメリカで流行らせたアストラッド・ジルベルト(Astrud Gilberto)のバージョンが有名ですが、この曲を発展させてフェイクしまくって歌うアル・ジャロウ(Al Jarreau)のバージョンも知られています。
「おいしい水(Ague De Beber)」をいろんなシンガーやインストで、聴き比べています。
ナイト・アンド・デイ(Night And Day)
「ナイト・アンド・デイ」もシンガーとインスト、両方でよく取り上げられる曲です。
スイングで演奏されることが多いですが、スローなバラードやボサノヴァで演奏されることもあります。
こちらのジョー・パス(Joe Pass)はギター1本で奏でます。
バラードで入って、スイングへ。
サマータイム(Summer time)
「サマータイム(Summer time)」はその昔、「ポギーとベス(Porgy and Bess)」というミュージカルで歌われた子守歌で、ジョージ・ガーシュウィン(George Gershwin)の作。
今ではすっかりジャズのスタンダードナンバーです。
オリジナルは子守歌なのでバラードで歌われましたが、アップテンポで演奏されることも多く、この曲もセッションなんかで皆で演奏しようというときに選ばれることが多い曲です。
ルイ・アームストロング(Louis Armstrong)とエラ・フィッツジェラルド(Ella Fitzgerald)は、かわるがわるバラードで歌いますが、最後のコーラスでエラ・フィッツジェラルドが歌うバックで、ルイ・アームストロングがリフのようにヴォーカルを差し入れてくるのが、最高にかっこいいです。
「サマータイム(Summer time)」の聴き比べもしています。
恋人よ我に帰れ(Lover Come Back To Me
「ラヴァー・カム・バック・トゥ・ミー(Lover Come Back To Me)」は一応、「恋人よ我に帰れ」という邦題がついていますが、現場でこの邦題をコールしているのは聞いたことがありません。
関西では「ラバカン」と略すこともあります。
アップテンポで演奏すると、嫌でも盛り上がる曲です。
「ラヴァー・カム・バック・トゥ・ミー(Lover Come Back To Me)」も聴き比べしています。
入門編④に続きます。
入門編⑤もあります。
これだけは聴いておこう!ジャズの有名なスタンダード曲(入門編①)はこちら。
これだけは聴いておこう!ジャズの有名なスタンダード曲(入門編②)はこちら。