アート・ブレイキー(Art Blakey、1919~1990年)とジャズ・メッセンジャーズ(The Jazz Messengers)の名曲のご紹介です。
若干、私の好みも反映されているかもしれませんが、なるべく有名どころを中心にご紹介します。
アート・ブレイキーの生涯については、こちらに書きました。
前編(幼少時からイスラム教に改宗、セロニアス・モンクと共演するまで)
後編(ジャズ・メッセンジャーズを結成してから晩年まで)
アート・ブレイキーのエピソードについてはこちら。
アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズの名盤のご紹介はこちら。
アート・ブレイキーがサイドマンで参加したアルバムのご紹介はこちら。
アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズの有名曲&名曲
モーニン(Moanin’)
なにをさておいても、アート・ブレイキーいえば、いの一番にあげられるのがこの曲「モーニン(Moanin’)」
ジャズ・メッセンジャーズ(The Jazz Messengers) のメンバーだったピアニスト、ボビー・ティモンズ(Bobby Timmons)の作曲。
(↓Spotifyに登録すれば(無料でも可)フル再生できます)
ブルース・マーチ(Blues March)
「ブルース・マーチ(Blues March)」はジャズ・メッセンジャーズに参加していた、テナーサックスのベニー・ゴルソン(Benny Golson)作曲。
ウィスパー・ノット(Whisper Not)
こちらも、テナーサックスのベニー・ゴルソン(Benny Golson)作曲。
実は私は長年、「ウィスパー・ノット(Whisper Not)」はマイルス・デイヴィスの曲だと思い込んでました。
アイ・リメンバー・クリフォード(I Remember Clifford)
ジャズ・メッセンジャーにも在籍していたトランぺッターのクリフォード・ブラウン(Clifford Brown)。
彼は天才と言われながら25歳という若さで自動車事故で亡くなります。
「アイ・リメンバー・クリフォード(I Remember Clifford)」は友人でもあり、同じくジャズ・メッセンジャーズのメンバーでもあるベニー・ゴルソン(Benny Golson)が、クリフォード・ブラウンに捧げた曲。
クリフォード・ブラウンと入れ違いのようにデビューしたリー・モーガン名義のアルバムに初収録された曲ですが、ジャズ・メッセンジャーズにゆかりの深い曲でもあります。
チュニジアの夜(A Night in Tunisia)
「チュニジアの夜(A Night in Tunisia)」はディジー・ガレスピー(Dizzy Gillespie)作曲でジャズ・メッセンジャーズの曲というわけではないのですが、アート・ブレイキーの得意技「ナイアガラ・ロール」を聞くことができる名演奏という点で有名かも。
アート・ブレイキーの得意技「ナイアガラ・ロール」が誕生するきっかけなどは、こちらに書きました。
ジャズ・メッセンジャーズの有名曲は、主にこの5曲かと思われますが、以下は5曲ほど有名ではないけれど、よくカヴァーされている感じの曲や、ぜひご紹介したい曲などをご紹介します。
アー・ユー・リアル?(Are You Real?)
「アー・ユー・リアル?(Are You Real?)」は「ブルース・マーチ(Blues March)」を作曲したテナーサックスのベニー・ゴルソン(Benny Golson)の作。
実はベニー・ゴルソンは作曲家、編曲家としても高い評価を得ていて、彼の作品は「ゴルソン・ハーモニー」と称されるほど。
「ウィスパー・ノット (Whisper Not)」「アイ・リメンバー・クリフォード(I Remember Clifford)」の他にも、数々のスタンダードナンバーを残しています。
アロング・ケイム・ベティ(Along Came Betty)
「アロング・ケイム・ベティ(Along Came Betty)」もベニー・ゴルソン(Benny Golson)の作。
余談ですが、このベニー・ゴルソン氏、トム・ハンクス主演映画「ターミナル」の最後のほうに、本人役で出演しています。
テル・イット・ライク・イット・イズ(Tell it like it is)
ウェイン・ショーター(Wayne Shorter)作曲。
エル・トロ(El Toro)
こちらもウェイン・ショーター(Wayne Shorter)作曲。
ザ・フリーダム・ライダー(The Freedom Rider)
アート・ブレイキーのドラムソロを聞くなら、これ。
最初から最後まで、ドラムソロ。
雨月(Ugetsu)
日本びいきのアート・ブレイキーなので、日本語のタイトル曲や、日本にちなんだタイトルの曲も少なくありません。
ニホン・バシ(NIhon Bash)
東京の日本橋をタイトルにしたこの曲。
なんと!当時(1964年)バークリー音楽院に留学中だったナベサダこと渡辺貞夫さんが作った曲!
まだまだあります。
アート・ブレイキーもジャズ・メッセンジャーズも活動期間が長いので、膨大な録音の中からお気に入りの曲を探す楽しみは尽きません。
しかもいろんなメンバーか入れ替わり立ち代わり加入しているので、メンバーによって若干雰囲気が変わります。
お気に入りのメンバーでの演奏を探す楽しみもあります。
アート・ブレイキーの生涯についてはこちら。
前編(幼少時からイスラム教に改宗、セロニアス・モンクと共演するまで)
後編(ジャズメッセンジャーズを結成してから晩年まで)
アート・ブレイキーのエピソードについてはこちら。
アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズの名盤のご紹介はこちら。
(前編)
(後編)
アート・ブレイキーがサイドマンで参加したアルバムのご紹介はこちら。
アート・ブレイキーの練習方法とドラムのスタイル。
ジャズ・メッセンジャーズ(Jazz Messengers)出身のミュージシャン