私は、現代においては、ダブルベールを弾かせたらクリスチャン・マクブライド(Christian Mcbride 1972年~)については
右にも左にも、前後にも!どこにも出るものはいない!
唯一無二の存在と思っています。
そんな最高のベーシスト、クリスチャン・マクブライドが、サイドマンとして参加したアルバムのご紹介です。
クリスチャン・マクブライドがサイドマンで参加したアルバム
スーパー・ベース(SuperBass)1997年
レイ・ブラウン(Ray Brown)、ジョン・クレイトン(John Clayton ピアノのジェラルド・クレイトン(Gerald Clayton)のお父さん)、そしてクリスチャン・マクブライドという3人のベースがフロントでメロディを奏でる、ライブ盤です。
ベース3人がフロントだと、エレトリックベースのマーカス・ミラー(Marcus Miller)とスタンリー・クラーク(Stanley Clarke)、ヴィクター・ウッテン(Victor Wooten)の3人組での「S.M.V.」もありましたが、エレクトリックとアコースティックという違いを考慮しても、やはり奏者が変わるとだいぶん雰囲気は違います。
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メンバーは、ベースの3人にピアノのベニー・グリーン(Benny Green)、ドラムのグレゴリー・ハッチンソン(Gregory Hutchinson)
ラヴ・シーンズ(Love Scenes) 1997年
ダイアナ・クラール(Diana Krall )名義のアルバム。
歌のバックでも、クリスチャン・マクブライドは遠慮なく本領発揮。
でも決してヴォーカルの邪魔はしないという、職人芸のベースラインです。
メンバーは、ヴォーカルのダイアナ・クラール(Diana Krall )、ギターのラッセル・マローン(Russell Malone )
いつも、ピアノ、ギター、ベース、ドラムという組み合わせの印象が強いダイアナ・クラールですが、このアルバムではクリスチャン・マクブライドのベースがノリノリだから、ドラムは不要だったのか、ドラムはなし。
でもクリスチャン・マクブライドのベースが、リズムくっきりだからドラムレスでも違和感なし。
トリロジー2(Trilogy2)
こんな素晴らしいベーシスト、クリスチャン・マクブライドをチック・コリア(Chick Corea)がほおっておくはずもなく。
Trilogy)
このトリオでは「トリロジー(Trilogy)」「トリロジー2(Trilogy2)」と2枚アルバムが出ていて、どちらもライブ盤。
私は「トリロジー2(Trilogy2)」が好みです。
「ラ・フィエスタ(La Fiesta)」での、クリスチャン・マクブライドのベースが最高。
ウエスト・オブ・フィフス(West of 5th) 2006年
ハンク・ジョーンズ(Hank Jones)名義のアルバム。
こういう端正で美しいジャズでも、さりげなく
メンバーは、ピアノのハンク・ジョーンズ(Hank Jones)、ドラムのジミー・コブ( Jimmy Cobb)
デイ・トリップ(Day Trip)2008年
パット・メセニー(Pat Metheny)名義のアルバム。
パット・メセニー、クリスチャン・マクブライド、アントニオ・サンチェス(Antonio Sánchez)
のトリオでツアー中に録音したもの。
そのためか息ぴったりなライブ感もありな感じ。
メンバーは、ギターのパット・メセニー(Pat Metheny)、ドラムのアントニオ・サンチェス(Antonio Sánchez)
マイ・ウィッチズ・ブルー(My Witch’s Blue)2012年
日本が誇るジャズピアニスト、小曽根真さん名義のアルバム。
メンバーは、ピアノの小曽根真、ドラムのジェフ・ティン・ワッツ(Jeff Tain Watts)
まだまだありますが、きりがないので、このへんで。
クリスチャン・マクブライドの名盤のご紹介はこちら。
(前編)
(後編)
クリスチャン・マクブライドのバイオグラフィーはこちら。