「ハゥ・ハイ・ザ・ムーン(How High the Moon)」のサックスの演奏での聴き比べです。
「ハゥ・ハイ・ザ・ムーン(How High the Moon)」を演奏している人は、これでもか!というくらいいて、サックス奏者で演奏している人も多いです。
ピアニストにも多いし、サックスプレーヤーにも多いし、ヴォーカルにも多い。
なので「ハゥ・ハイ・ザ・ムーン(How High the Moon)」の聴き比べは、楽器別に分けてみました。
チャーリー・パーカー(Charlie Parker)の「オーニソロジー(Ornithology)」が、この「ハゥ・ハイ・ザ・ムーン(How High the Moon)」と同じコード進行だというのは有名な話。
エラ・フィッツジェラルド(Ella Fitzgerald)は「ハゥ・ハイ・ザ・ムーン(How High the Moon)」のコーラスを歌った後、スキャットでこの「オーニソロジー(Ornithology)」のチャーリー・パーカー(Charlie Parker)の演奏を取り入れています。
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チャーリー・パーカー(Charlie Parker)は同じコード進行で「オーニソロジー(Ornithology)」という曲を作っていますが、「ハゥ・ハイ・ザ・ムーン(How High the Moon)」も演奏しています。
ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)は、ベースとギターという編成で。
フィル・ウッズ(Phil Woods)は、ピアノをバックにしっとりとバラードではじめて、スイングへ。エラ・フィッツジェラルド(Ella Fitzgerald)と同じく、チャーリー・パーカー(Charlie Parker)の「オーニソロジー(Ornithology)」のフレーズも取り入れながら。
アート・ペッパー(Art Pepper)とソニー・スティット(Sonny Stitt)というアルトサックス2本というフロントでの「ハゥ・ハイ・ザ・ムーン(How High the Moon)」
スローではじめて、アップテンポへ。
ちなみに、ソニー・スティット(Sonny Stitt)単独の別バージョンだとこんな感じ。
同じ曲を、違う雰囲気で演奏するのも、ジャズならでは。
ソニー・スティット(Sonny Stitt)やチャーリー・パーカー(Charlie Parker)が演奏すればビバップっぽく。
でもプレーヤーが変われば、ビバップでなくクールな感じに変身。
ビバップ風の演奏を聴いた後は、しっとりとした「ハゥ・ハイ・ザ・ムーン(How High the Moon)」
ウォーン・マーシュ(Warne Marsh)は、ほとんどバラードのようなスローなスイングで。
ゆったりとしたテンポと、ハスキーなサックスが心地よいです。
スタン・ゲッツ(Stan Getz)はアップテンポで。
レスター・ヤング(Lester Young)はアップテンポで、ラテンな感じも織り交ぜながら。
コールマン・ホーキンズ(Coleman Hawkins)が、ロイ・エルドリッジ( Roy Eldridge)のトランペットと一緒に奏でる「ハゥ・ハイ・ザ・ムーン(How High the Moon)」
「ハゥ・ハイ・ザ・ムーン(How High the Moon)」は、さまざまな楽器で演奏されています。
ピアノにも合うけど、サックスにも合う。
どんな楽器で演奏しても、華やかな雰囲気の曲だなあと思います。
「ハゥ・ハイ・ザ・ムーン(How High the Moon)」のボーカルでの聴き比べはこちら。
「ハゥ・ハイ・ザ・ムーン(How High the Moon)」のピアノでの聴き比べはこちら。
「ハゥ・ハイ・ザ・ムーン(How High the Moon)」のサックスとピアノ以外の、インストでの聴き比べはこちら。