マーカス・ミラー(Marcus Miller 1959年~)は、マイルス・デイヴィス(Miles Davis)にも絶賛された、ベーシスト。
ジャンルはジャズにとどまらず、フュージョン、ファンク、ポップス、R&Bなど多岐にわたって演奏しています。
マーカス・ミラー(Marcus Miller)は、映画音楽や、テレビドラマなどの音楽などもたびたび担当。
グラミー賞は2度受賞。
ユネスコ平和芸術家(UNESCO Artist for Peace)にも任命されています。
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マーカス・ミラーの経歴
1959年ニューヨークのクイーンズ生まれ。
ニューヨークの芸術高校に学びました。
クラリネット、サックス、エレキベース、ギター、鍵盤楽器などさまざまな楽器を演奏できるので、「jack of all trades(なんでも屋)」と呼ばれています。
これは、マーカス・ミラーが、バスクラリネットを吹いているもの。
1981年マイルス・デイヴィスにベーシストとして起用され「ザ・マン・ウィズ・ホーン(The man with horn)」に参加。
ちなみに「ザ・マン・ウィズ・ホーン(The man with horn)」にはマイルス・ディヴィスの甥っ子さんもドラマーとして参加。
1986年には、同じくマイルス・デイヴィスの「チュチュ(Tutu)」に、ベースのみならずギター、シンセサイザー、ドラムマシン・プログラミング、クラリネット、サックスなどさまざまな楽器で参加し、曲も提供しています。
表題曲「チュチュ(Tutu)」もマーカスの作曲。
辛辣で辛口だったマイルス・デイヴィスが、自伝でマーカス・ミラーのことはべた褒めしてます。
ベースでバラードも奏でます。
この「グッドバイ・ポークパイ・ハット( Goodbye Pork Pie Hat )」はレスター・ヤング(Lester Young)が亡くなったとき、チャールズ・ミンガス(Charles Mingus)がレスターに捧げて作曲した曲。
この曲が持つ独特の浮遊感が、マーカスのベースに異常なくらいフィットしているように思います。
マーカス・ミラーのすごさは素人が聴いても、すごいテクニックなんだろうなとわかるところ。
マーカス・ミラーの名盤
マーカス・ミラーに関しては、どのアルバムもGOODで、どれもおすすめですが。
2018年の時点で最新盤のこちら!特におすすめ!
ずっと第一線で活躍し続けて、しかも毎回飽きさせないというのはすごい!
特にロックな感じになっている「ケ・セラ・セラ (Que Sera, Sera) 」にびっくり!
超ベテランの域に達しても、そして歳を重ねても、マーカス・ミラーの攻めの姿勢は変わりません。
実績にあぐらをかくことなく、新しいものに挑戦し続けています。
この曲では、アフリカ(モロッコかも?)の民族楽器ギンブリを演奏しています。
長年の活動にも関わらず、常に新しいものを取り入れ、進化し続けるマーカス・ミラー。
新譜が出たら、必ずチェックが必要なアーチストの1人です。