ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins 1930年~)がサイドマンとして参加した、他人名義のアルバム(後編)です。
ソニー・ロリンズは長生きして、活動期間も長い!
ちょくちょく隠居生活をしたいっぽうで、精力的なお仕事ぶりなので、サイドマンのお仕事も数が多いです。
(前編)はこちら。
ソニー・ロリンズがサイドマンで参加したアルバム(後編)
クリフォード・ブラウン&マックス・ローチ・アット・ベイズン・ストリート(Clifford Brown And Max Roach At Basin Street )1956年
クリフォード・ブラウン(Clifford Brown)&マックス・ローチ(Max Roach)・クインテットのライブ盤。
ソニー・ロリンズが、天才トランぺッターのクリフォード・ブラウンとフロントを務めているのがこのアルバムの魅力。
ソニー・ロリンズとクリフォード・ブラウンの組み合わせが評判よかったのか、この後、ソニー・ロリンズ名義で「プラス・フォー(Sonny Rollins Plus 4)」というアルバムも出しています。
クリフォード・ブラウンは、このライブの数か月後に交通事故で他界しています。
メンバーは、トランペットのクリフォード・ブラウン(Clifford Brown )、ピアノのリッチー・パウエル(Richie Powell )、ベースのジョージ・モロー(George Morrow)、ドラムのマックス・ローチ(Max Roach)
ソニー・サイド・アップ(Sonny Side Up)1957年
チャーリー・パーカー(Charlie Parker)とともにビバップの旋風を巻き起こしたディジー・ガレスピー(Dizzy Gillespie)名義のアルバムで、ディジー・ガレスピー(Dizzy Gillespie)、ソニー・ロリンズ、ソニー・スティット(Sonny Stitt)の共作。
メンバーは、トランペットのディジー・ガレスピー(Dizzy Gillespie)、テナーサックスのソニー・スティット(Sonny Stitt)、ピアノのレイ・ブライアント(Ray Bryant) 、ベースのトミー・ブライアント(Tommy Bryant)、ドラムのチャーリー・パーシップ(Charlie Pership)
ソニー・ロリンズとソニースティットはどちらもチャーリー・パーカー(Charlie Parker)の影響を受けましたが、テナーとアルトという楽器の違いと、それぞれのアプローチの違いを楽しめます。
御大ディジー・ガレスピー(Dizzy Gillespie)の存在感からか、ビバップ色強めな感じで、ご機嫌なアルバム。
入れ墨の男(Tattoo You) 1981年
ロックバンドのローリング・ストーンズ名義のアルバム。
ジャズ通だったドラムのチャーリー・ワッツの推薦で、ソニー・ロリンズは参加することになりました。
ソニー・ロリンズは3曲目の「奴隷 (Slave)」、6曲目の「ネイバーズ (Neighbours )」、11曲目の「友を待つ (Waiting on a Friend)」の3曲に参加。
ロックバンドに、ソニー・ロリンズ!
でもロックバンドでも、ソニー・ロリンズが遠慮なく、ぶりぶりとサックスでかましています。
ソニー・ロリンズの名盤は多くて、紹介しきれませんが、ご参考になればうれしいです。
ニー・ロリンズがサイドマンで参加したアルバム(前編)はこちら。
ソニー・ロリンズの名盤のご紹介はこちら。
(上巻)
(中巻)
(下巻)
ソニー・ロリンズの名曲のご紹介はこちら。
ソニー・ロリンズの経歴はこちらに書きました。
前編(幼少時~ちょっとだけ活動休止してシカゴにひっこんだ後、復帰するまで)
後編(コードレス・トリオ結成~3年間の引退~現在まで)