去っていった恋人に、もう一度やり直すチャンスを、と切なく語り掛ける美しいバラード「身も心も(Body and Soul)」
ピアノとサックス、ヴォーカル以外で聴き比べです。
「身も心も(Body and Soul)」のボーカル編はこちら。
「身も心も(Body and Soul)」のサックス編はこちら。
「身も心も(Body and Soul)」のピアノ編はこちら。
トランペットのフレディ・ハバード(Freddie Hubbard)の「身も心も(Body and Soul)」
ぐっとテンポを落として、せつせつと悲しみを歌い上げるように演奏します。
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ベースとトニー・スコット(Tony Scott)のクラリネットがそっと静かに音を奏でる中、クラーク・テリー(Clark Terry)のトランペットがリードを取った後、トニー・スコットのクラリネットが引き継ぎ、そこからしばらくしてビル・エヴァンス(Bill Evans)のピアノがポロンと鳴り出すという、静寂に包まれた感じの「身も心も(Body and Soul)」
トゥーツ・シールマンス(Toots Thielemans)の透き通った音色のハーモニカが奏でる「身も心も(Body and Soul)」は軽くスイングしてます。
ピアノはジュージ・シアリング(George Shearing)
モンゴ・サンタマリア(Mongo Santamaría)は「身も心も(Body and Soul)」をスローなラテンで演奏しています。
キューバ出身のパーカッション奏者のモンゴ・サンタマリア(Mongo Santamaría)は、ハービー・ハンコック(Herbie Hancock)の「ウォーター・メロンマン(Watermelon man)」をラテンテイストでカヴァーしてヒットさせた人。
スローなラテンで、ってとこがニクイ。
気が効いてます。
エラ・フィッツジェラルド(Ella Fitzgerald)の元夫レイ・ブラウン(Ray Brown)による「身も心も(Body and Soul)」
ベースで奏でられるメロデイラインが、ヴォイスのようにも感じられます。
でもこのレイ・ブラウン、1990年代には弟子のジョン・クレイトン(John Clayton)と、現在はひっぱりだこの売れっ子ベーシスト、クリスチャン・マクブライド(Christian Mcbride)の3人のベーシストからなる、スーパーベースも結成しました。
ケニー・バレル(Kenny Burrell)のギターで奏でられる「身も心も(Body and Soul)」は、奇をてらわない、ストレートな優しいバラード。
こちらは泣く子も聞き惚れるジプシージャズ、ギターのジャンゴ・ラインハルト(Django Reinhardt )と、バイオリンのステファン・グラッペリ(Stéphane Grappelli)の黄金コンビによる「身も心も(Body and Soul)」
ノスタルジックな感じが、今聴いても、色あせず、かえっておしゃれな感じです。
ウェス・モンゴメリー(Wes Montgomery)は、寡黙な男性が、ボソッと一言といった感じのギター。
こちらはジミー・スミス(Jimmy Smith)がオルガンで奏でる「身も心も(Body and Soul)」
「身も心も(Body and Soul)」をいろんな楽器で、聴き比べしました。
個人的には、トゥーツ・シールマンスのハーモニカで演奏される「身も心も(Body and Soul)」は今回はじめて知って新鮮に感じました。
レイ・ブラウンのベースで奏でられる「身も心も(Body and Soul)」もしみじみとした感じで素敵です。
「身も心も(Body and Soul)」のボーカル編はこちら。
「身も心も(Body and Soul)」のサックス編はこちら。
「身も心も(Body and Soul)」のピアノ編はこちら。