スタン・ゲッツ(Stan Getz 1927年~1991年)がサイドマンとして参加している、他人名義のアルバムのご紹介の、前編です。
スタン・ゲッツが世に出るきっかけとなった、1940年代の演奏が聴けるアルバムもご紹介しています。
スタン・ゲッツ名義の名盤のご紹介はこちら。
(前編)
(後編)
スタン・ゲッツの生涯についてはこちらに書きました。
気難し屋スタン・ゲッツのエピソードたちはこちら。
スタン・ゲッツがサイドマンで参加したアルバム(前編)
若き日のスタン・ゲッツはウディ・ハーマン・オーケストラ( Orchestra Stan Getz & the Woody Herman Orchestra)」での演奏が高く評価されました。
ウディ・ハーマン・オーケストラは、テナーサックスをフューチャーした「フォー・ブラザース(Four Brothers)」という有名曲もあり、ウディ・ハーマン( Woody Herman)も加えてテナーサックス4本をフロントに据えるスタイルが有名でした。
この4本のテナーサックスのメンバーは入れ替わりが激しかったためごく短い期間でしたが、スタンゲッツ、ズート・シムズ(Zoot Sims)、アルコーンという豪華なメンバーのときもありました。
「フォー・ブラザース(Four Brothers)」は、こんな曲です。
バーモンドの月(Moonlight in Vermont)1956年
ジャズギターのジョニー・スミス( Johnny Smith)のクインテットに参加していた、若き日のスタン・ゲッツ。
メンバーは、ギターのジョニー・スミス( Johnny Smith)、6曲目と7曲目だけテナーサックスのズート・シムズ(Zoot Sims)、ピアノのサンフォード・ゴールド(Sanford Gold)、ベースはボブ・カーター(Bob Carter)と、アーノルド・フィッシュキンド(Arnold Fishkind )と、エディ・ザフランスキー(Eddie Safranski)
ドラムはモリー・フェルド(Morey Feld)と、 ドン・ラモンド(Don Lamond)
このアルバムに収録されている「バーモントの月( Moonlight in Vermont)」でのスタン・ゲッツの演奏が評判となりました。
シッティン・イン(Sittin’ In)1957年
ディジー・ガレスピー(Dizzy Gillespie)とスタン・ゲッツの組み合わせだと「スタン・ゲッツの名盤&おすすめアルバム(後編)」で「ディズ・アンド・ゲッツ(Diz&Getz)」をご紹介していますが、こちらはディジー・ガレスピー(Dizzy Gillespie)名義のアルバム。
ビバップの巨匠と、クールジャズのスタン・ゲッツという、一見以外な組み合わせにも感じますが、聴いてみると違和感なしで相性ばっちり。
だからこそ2枚もアルバムを制作しているのでしょう。
メンバーは、トランペットのディジー・ガレスピー(Dizzy Gillespie)、テナーサックスのポール・ゴンザルヴェス (Paul Gonsalves)、テナーサックスのコールマン・ホーキンズ(Coleman Hawkins)
ピアノのウィントン・ケリー(Wynton Kelly)、ベースのウェンデル・マーシャル(Wendell Marshall )、ドラムのJ.C.ハード(J.C. Heard)
フロントがトランペットにテナーサックス3本という、ゴージャズなサウンドで、「ディズ・アンド・ゲッツ(Diz&Getz)」とは、また違った味わいです。
スタン・ゲッツがサイドマンで参加したアルバムは、後編に続きます。
スタン・ゲッツがサイドマンで参加したアルバムは(番外編)もあります。
スタン・ゲッツの名盤のご紹介はこちら。
(前編)
(後編)
(番外編)
スタン・ゲッツの生涯については、こちらに書きました。
気難し屋のスタン・ゲッツのエピソードについてはこちら。