スタン・ゲッツがサイドマンで参加したアルバム(後編)

スタン・ゲッツ(Stan Getz 1927年~1991年)がサイドマンとして参加している、他人名義のアルバムのご紹介の、後編です。

サイドマンとしてしているお仕事の中には、

「へえ、この人と!」

という以外な共演もあって、新鮮な感じがします。

スタン・ゲッツがサイドマンで参加したアルバムの紹介(前編)はこちら。

ソフトな音色のクールジャズ スタン・ゲッツの名盤(前編)
スタン・ゲッツ(Stan Getz 1927年~1991年)の名盤(前編)です。特に有名と思われる3枚のアルバムとをご紹介しています。

スタン・ゲッツがサイドマンで参加したアルバムの紹介(番外編)はこちら。

スタン・ゲッツがサイドマンで参加したアルバム(番外編)
スタン・ゲッツ(Stan Getz 1927年~1991年)がサイドマンとして参加した、他人名義のアルバム(番外編)です。エラフィッツジェラルドやダイアン・シューアの名盤、そしてロックバンドやポップスのシンガーの数々のアルバムにも参加しています。
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スタン・ゲッツがサイドマンで参加したアルバム(後編)

ブルックマイヤー&フレンズ(Bob Brookmeyer and Friends )1964年

トロンボーン奏者のボブ・ブルックマイヤー(Bob Brookmeyer)名義のアルバム。

ジョン・コルトレーン(John Coltrane) ・カルテットからドラムのエルヴィン・ジョーンズ(Elvin Jones)、マイルス・デイビス(Miles Davis)・クインテットからピアノのハービー・ハンコック(Herbie Hancock)とベースのロン・カーター(Ron Carter)、スタン・ゲッツ・カルテットからビブラフォンのゲーリー・バートン(Gary Burton)とスタン・ゲッツ本人、スタン・ゲッツやジェリー・マリガン(Gerry Mulligan)のバンドに在籍していたトロンボーンのボブ・ブルックマイヤー(Bob Brookmeyer)という、厳選したメンバーで完成させたオール・スター・バンド。

9曲目だけヴォーカルのトニー・ベネット(Tony Bennett )が参加しているのも、お得感あり。

(↓Spotifyに登録すれば(無料でも可)フル再生できます)

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ユー・ガッタ・ペイ・ザ・バンド(You Gotta Pay the Band)1991年

名ドラマー、マックス・ローチの元奥様アビー・リンカーン(Abbey Lincoln)のアルバム。

スタン・ゲッツは、亡くなる4か月前にこのレコーディングに参加しました。

スタン・ゲッツの演奏も、体調の悪さを感じさせない、力強い演奏です。


メンバーは、ヴォーカルのアビー・リンカーン(Abbey Lincoln)、ベースのチャーリー・ヘイデン(Charlie Haden)、ドラムのマーク・ジョンソン( Mark Johnson)、ピアノのハンク・ジョーンズ(Hank Jones)、ビオラはマキシン・ローチ(Maxine Roach )

ちなみにビオラのマキシン・ローチ(Maxine Roach )はドラマーのマックス・ローチ(Max Roach)の娘さんなのだそうです。

ヴォーカルのアビー・リンカーンは、マックス・ローチの元奥様なので、元家族で制作したアルバムって感じ。

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ナッシン・バット・ザ・ブルース(Nothing But the Blues)1957年

「ナッシン・バット・ザ・ブルース(Nothing but the Blues)」はギタリストのハーブ・エリス(Herb Ellis)名義のアルバム。

ハーブ・エリス(Herb Ellis)は白人ながらブルースフィーリングを持った人で、このアルバムはブルースロックの雰囲気も出しながら、ビバップな感じも織り交ぜてといった感じ。

いつもと違う雰囲気の中で演奏しているスタン・ゲッツがよいです。

メンバーは、ギターのハーブ・エリス(Herb Ellis)トランペットのロイ・エルドリッジ(Roy Eldridge)、ベースのレイ・ブラウン(Ray Brown)、ドラムのスタン・リーヴィ(Stan Levey)

 

スタン・ゲッツは活動期間が長いので、たくさんの録音を残しています。

そして一説によるとジャンキーのジャズメンは薬代を稼ぐために働き者になるという噂もありますが、スタン・ゲッツもそのせいか、参加したアルバムの数が、はんぱなく多いです。

たぶん、紹介しきれていませんが、ご参考になればうれしいです。

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スタン・ゲッツがサイドマンで参加したアルバム(前編)はこちら。

スタン・ゲッツがサイドマンで参加したアルバム(前編)
スタン・ゲッツ(Stan Getz 1927年~1991年)がサイドマンとして参加している、他人名義のアルバムのご紹介の、前編です。 スタン・ゲッツが世に出るきっかけとなった1940年代に出されたアルバムなどをご紹介しています。

スタン・ゲッツがサイドマンで参加したアルバム(番外編)はこちら。

スタン・ゲッツがサイドマンで参加したアルバム(番外編)
スタン・ゲッツ(Stan Getz 1927年~1991年)がサイドマンとして参加した、他人名義のアルバム(番外編)です。エラフィッツジェラルドやダイアン・シューアの名盤、そしてロックバンドやポップスのシンガーの数々のアルバムにも参加しています。

スタン・ゲッツの名盤のご紹介はこちら。

(前編)

ソフトな音色のクールジャズ スタン・ゲッツの名盤(前編)
スタン・ゲッツ(Stan Getz 1927年~1991年)の名盤(前編)です。特に有名と思われる3枚のアルバムとをご紹介しています。

(後編)

ソフトな音色のクールジャズ スタン・ゲッツの名盤(後編)
スタン・ゲッツ(Stan Getz 1927年~1991年)の名盤の後編です。ボストンのジャズクラブ、ストーリーヴィルでのライブ盤や、ディジー・ガレスピーや、J.J.ジョンソンとの共作など。

(番外編)

ソフトな音色のクールジャズ スタン・ゲッツの名盤(番外編)
スタン・ゲッツ(Stan Getz 1927年~1991年)の名盤、番外編です。ジェリー・マリガンとのアルバムでは、バリトンサックスを吹くスタン・ゲッツを聴けます。他にもチェット・ベイカーや、若き日のチックコリアと一緒に演奏したものや、フュージョンに挑戦したものなど。

スタン・ゲッツの生涯にについてはこちら。

麻薬と酒とボサノヴァとジャズ スタン・ゲッツの生涯(前編)
スタン・ゲッツ。テナーサックスプーレーヤー。クールジャズの代表格で、ジャズにボサノバを取り入れた第一人者。その生涯は、ドラッグとアルコールの影響で破滅型ジャズメンの王道をいくものでした。スタン・ゲッツのバイオグラフィー(経歴)の前編です。

気難し屋スタン・ゲッツのエピソードについてはこちら。

あの名盤では共演者と険悪に 気難し屋スタン・ゲッツのエピソード
スタン・ゲッツ(Stan Getz 1927年~1991年)の数々のエピソード。名盤「ゲッツ/ジルベルト」(Getz/Gilberto)」のレコーディングではスタン・ゲッツとジョアン・ジルベルト(João Gilberto)は険悪に。他にもエピソードにことかきません。